2017-06-10

初めての就職は3ヶ月しか続かなかった理由とフォースの光。

最近、働き方改革やら、ブラック企業やら色々話題に上がる事が多いですね。

そんなことから自分が昔働いたお店の事を思い出しました。

僕が1番初めに就職した美容室の話です。

高校卒業後すぐに地元栃木を離れ、美容師として活躍できるよう頑張るぞ!!と、東京の大田区にある小さな美容室へ入社しました。

ですが、働いた期間はわずか3ヶ月でした‥。

やっぱり大変とか、理想と現実の差が辛すぎて辞めた‥とかではないですよ。

お給料の問題です。

少ないながらもはじめはちゃんといただけました。(手渡し)

ですが次の月からは、店長が「今月お店が厳しくてさ、給料を半分にわけて2回で払ってもいいか」

と言ってきました。

世の中も、社会も、美容師の世界も何も知らない18歳のピュア少年は、

そういうものなのかな。と思い承諾しました。

その事を、当時一緒に住んでいた兄(美容師)に話したら、それはおかしい!そんな美容室ないよ!と言われました。

でも、お店の状況が状況なら僕も頑張らなきゃなんじゃないの?と言いましたが、それは違うよと怒られました。

そして、次の日その事を店長に伝えました。給料はちゃんと1回で払ってもらいたいですと。じゃないと困りますと。

そしたら、

店長「じゃあ、いつにする??」

僕「???」

店長「アレだろ?そうゆう事だろ?それなら鈴木にとっても早いほうがいいと思うし」

辞めろってことでした。

でも、それを自分から言葉にして言ってしまうと、後々クビにしたとかの問題がでてくるから濁してたみたいです。僕が辞めると言い出すように仕向けて。

まあ、それで数日後にお店を辞めました。

そして、最後に働いた分の給料は未だに未払いです。

辞めた後に、区役所などに相談したりして、教わりながら誠に遺憾ですなどの内容の手紙を送ったり、払うように言ったりしましたが結局ダメでした。(これはイカンですよプンプン)

店長「払う気はあるんだけどさ、もうちょっと待ってよ。必ず払うから」

ずっとその繰り返し。

こういうやりとりは本当に疲れるので、本物のいかりや長介を超えるくらいの「こりゃダメだ!次行ってみよう」をして、諦めることにしました。

そして彼はダークサイドに堕ちたのです。

(シュー。シュー。シューショクー)

堕ちずに頑張って次のお店を探しましたよ。

まぁ、今思えばいい勉強でしたかね。知らないことは罪だと。

そしてあのような美容師には絶対になってはいけないと学びました。

ブラック体質気味な美容師業界も、完全週休二日制や保険完備、福利厚生、有給など少しずつですがいろいろと働きやすく改善されてきています。

これから美容師を目指すピュアな少年少女が頑張れる美容業界になるよう願っています。そして、もし僕にもなにかできることがあればしていきたいと思っています。

エピソード2へ続く‥?!

長文お付き合いありがとうございました。


鈴木 健司
原宿、銀座などで、幅広い年齢層や、さまざまな髪質のお客様を担当させていただきながら、19年の経験を積んできました。 ほどよい抜け感のある決めすぎない、毎日のスタイリングが楽なヘアスタイルを提案させていただきます。 カラーやパーマ施術でも、お客様ひとりひとりの髪質・クセ・状態を見極めて1番適した薬剤を選定し、髪の傷みを最小限に抑えながら、自分の新たな一面を発見するお手伝いをさせていただきます。
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